感想SPACE

【ネタバレ注意】週刊少年ジャンプを中心に、ふれた作品の感想をたくわえるブログ。

DESIRE 完全版 ②

1998年発売(オリジナル:1994年、リマスター版:2017年発売)
視点ごとに抱く感情が全然違う。

その①はこちら→ DESIRE 完全版 ① - 感想SPACE

マコト編・アバン

ジョアンが犠牲になった場面からスタート。 進歩性と危険性はおおむね一致するって考え方は不味くないですか、教授。
この感じだとマコトとアルは特別険悪でも関係良好でもなさそう。手紙を書こうと思えるほどの仲ではある。
レイコさんとマコトってそんなに付き合い長かったのか。 原作のレイコさんは下品だなwまあ親友との会話なので別に構わないけど。

急にマコトのボイスが入ってきたと思ったらそういうことか(笑) 相当アルを欲してる。ここから塩対応に至るなんてよっぽどのことがあったんだな。

カイルは普通にマコトを狙ってたのか。
教授はやはり1人だけ突っ走ってる。 スパイの件を知るのは4人(教授・マコト・カズミ・レイコ)のみ。

マコト編・初日

ほう、ティーナ輸送機由来説。 突飛な話だが、初めて仮説らしきものが出た。

研究の怪しさに勘付いた上で最終段階までズルズルついてきてしまった時点で、マコトももう手遅れに近い気がする。
おっ、ティーナタックルの別視点バージョンまで用意されてるw アルのボイスもあったんだ!? マコトが普通に嫉妬してた。 1周目とやってることは変わらないのに、マコト視点だとラブラブに見える。

その質素な服にド派手な紫のストッキングはいかがなものでしょう。 まさかレイコさんがこんな人だとは思ってなかった。アルのところにそれほど来なかったのは、マコトと遊んでいたからか。カイルの前にレイコに襲われてるなんて思いもせんわ。 この人クリスと大差ないだろ。 マコトもアルよりレイコの方が仲良さそうだし。
クリスとの件は伝聞じゃなく直に聞いてたのかッ……!尚更ダメだ。いや、1年前にも浮気バレしてたんかーい。

マコトの方もレイコで満足しとるやんけ。 このタイミングでカイルと会ってしまったのか。もしかしてクリスを差し向けたのもお前か!? どストレートに寝取られてた…… 催眠術のくだりはリマスター版だけだったが、これは原作でもそうだと考えていい?
そしてアルとすれ違ったと。

マコト編・2日目

教授の思惑通りに事が運んでいたわけではなく、むしろスパイにかき回されてたようだ。 シェリルの海デートの件はあまり気にならないのかマコトは。それよりも緊急事態の件。

教授は冷静で、最悪の場合研究を放棄することも考えている。 マコトが迂闊にアルと話せなくなったのはここからか。 「マコトがアルとうまくいっていると返答したこと」に対して教授が表情を翳らせるってどういうことだ??

この原作の言い方だと、シェリルとカイルはそこそこの期間付き合いがあったのか?シェリルが捨てられた時だけの付き合いでなく。
カイルに録音されてたーー。 文武両道のくせしてやる事がこすいな。 カイルは「淫乱」が口癖なのかい? 1周目がアル視点だったから全くカイルに感情移入できない……ただただ寝取られている気持ち。おまけに言えばクリスの件では、マコトの立場で寝取られているように感じたわけだ。何だこのゲームは。
脅しに使っていたテープを自分で壊すのちょっと面白いな。 リマスター版だとカイルがキスだけを執拗にねだる奴になっているのも可笑しい。

マルチナさんの恋愛観。それをあの屑に利用されてしまったというわけか。「浮気をしない彼を愛しているというだけ」という言葉は、確かにそうだとも大抵の人はそうだろうだとも思った。
教授とドクターの情事まで!?夫とゲーツが同一人物だとは知らないマコトにしてみれば、さっき聞いた愛の話と整合性が取れないじゃないかと思うだろう。

エレナさんとも!?原作とリマスター版でのキャラの違いが激しすぎる。 リマスター版の外面はピュアガールと言えなくもないが、原作エレナはもはやただのドS。 マコトはもう無茶苦茶だよ。

マコトは研究所の問題を抱えていて、職務上アルに言えないことについて悩んでるのだろうとばかり思っていた。 蓋を開けてみれば悩みの大半がプライベートなもので意外というか何というか。全く事件の真相が見えてこない。
しかも突然そういう場面が来るから、マコトのボイスが流れ始めた時点で察して笑ってしまう。

マコト編・3日目

リマスター版のマコトはまだカイルに抵抗しているけど、原作のマコトはほとんど無抵抗。 小細工なしに口説かれてるよ。
カイルがスパイだという可能性も考えていたが、格納庫爆発への反応は普通だった。

マコトはカイルの軽口は信じるのにアルのことは全く信じてないじゃん…… 「私は、もうわからない、何も」はてっきり事件の連続でキャパオーバーしているんだと思ってたよ。まさかアルへの気持ちが揺らいでるということだとは思わなかったよ。

レイコさんがスパイ候補筆頭に。 黒!マルチナとの共謀?でも、教授はドクターとも意思を同じくしているようだ。 リマスター版だと一枚絵のレイコの右手から拳銃が消えているが、なぜわざわざテキストと合わないように変更したんだろう。
レイコはスケープゴートにされた。 ん?さっきのマルチナはレイコの行動を認識していたのだと感じたのだけど、ここでは何も知らないように言う。

マコト編・4日目

あっ、ドSガールだ。君はどの立場なんだい。
アルの部屋にシェリルとシルビアがいたことに対してマコトは何も思わないのか。意識にも上っていなかった。

ようやくカイルが不審な行動を見せた。スパイめ! デザイアを支援している財団自身が、スパイを派遣していた? 派閥争いかよ……!しょうもないなあ。
カイルに悲しい過去。 ここまで来ると、アルとの関係の方が間違っていたと思うしかないようですね。 まあリマスター版のカイルに惚れるのはまだ分かるよ。しかし原作の方はとりあえず「服を脱げ」と言う奴だからなあ。
原作のマコトは救いようがない。 たぶんカイル視点の方が楽しいよ。こいつ4日間で上手くいかなかったの初日のアルとの喧嘩くらいだろ。

レイコが一度蘇れた理由はよく分からないな…… まさか本当にマコトが真相を知らないなんてね。
ドクターもヘリで逃げるつもりだった? エレナさんは何故ドクターに従っていた?殴られたエレナ(リマスター版だけ)の声が別人かのように低くなった。

うわぁ……カイルまで撃たれたかー……なるほど、カイルのパートナーはドクターだったのか。 ドクターは自らアルの世界に来たわけじゃなかったのかよ。
瀕死のカイルに「もっと虐めて」って言うマコトさぁ。 あー、シェリルはマコトとカイルの関係をここで察したのか。
エレナさんが真相を語るの?! 40歳!?クリスが求めていたのはアンチエイジングだったということか。

この期に及んでマコトは恋人のお守りに効果があると思うのか。カイルを愛してると言って、シェリルのことも認めたのに。
シェリルとシルビアのことも半分他人事のように眺めている。

2年後。疎遠というか自然消滅だよね。 カイルのことと野心が半々かな。
結局全体像は分からず終わりそう。 マルチナの理論が重要そうではある。デザイア再び。

次はMARLTINA編か〜〜。 しかも第4のルートもあるだと。アル編とマコト編でもう8割方終わりだろうと思ってた。

マルチナ編・アバン

マルチナさん視点になればさすがに真相が見えてきますよね? まだ全貌が見えてないのは首謀者2人とレイコ、それにティーナか。

教授、体が若過ぎない?データベースが年齢不詳となっていたのはただ個人情報を伏せておくためだと思っていたけど、グスタフやエレナがああなっている以上、教授も身体改造していてそれを疑問にもたれにくくしたいから年齢を隠している?
ただ単に若く描きたかったからという可能性もなくはない。

マルチナ編・初日

アルがデザイアに来ることをマコトに伝えるのが心苦しいとはどういう意味だ?
マルチナ視点は語りが淡々としていて新鮮だなーと思ったが、そういえば語りにボイスあるの初めてじゃん! そりゃ新鮮にも感じる。

そういえばゲーツは何歳という設定なんだろう。教授夫妻はどちらも40~50歳くらいだろうと思っていたが、大体のキャラの年齢が予想よりも若かったし、娘がまだ幼かったことを考えると30代もあり得る。
グスタフは屑具合を教授に隠しておらず、教授もそこは普通に嫌っているのか。 全然アツアツじゃなかった。むしろマルチナは結婚をめちゃくちゃ後悔してる。

マルチナ編・2日目

どういうことだ……?まるでループでもしているような口ぶりに感じるけれど、まだ装置は完成していないし、装置が完成したとしてもループが起こるような代物ではなかったはず。謎だ。

本人視点になっても、ティーナに対する動揺が見られない。エレナは前妻だったのかよ! グスタフは相変わらず屑。
やっぱり40〜50歳に見えるゲーツに対して、マルチナは20代でもおかしくない見た目。
グスタフ自身は装置を使ったわけではなく整形していただけなのか。 ティーナは、マルチナを「お姉さん」呼びした一方でマコトは「オバチャン」扱いしてたのね(笑)

浜辺でマコトと話すシーン。
「マルチナ=成長したティーナ」説を思いついてしまった。①マルチナはアルに何かしらのこだわりがあって、アルやティーナ、ついでにマコトも気遣っている。 ②それにティーナは謎の世界で知識を蓄えていた。③亡くなった娘がティーナに似ていたのも順序が逆で、ティーナ本人の子供なら当然似るだろう。 ④何より、既に見てしまったあの謎の世界が過去の世界にも繋がっていたとだけ仮定するだけでいい。 つまり、アルは入り口から元の世界に戻ることができたけど、ティーナは違う出口から出てしまったと考えられる。 ループや未来予知を考えるよりは穏当だと思う。
グスタフと結婚した理由は分からないが、何かの「目的」のために。

マルチナ編・3日目

レイコの行動が指示したものでなくとも把握はしていた。 レイコにカズミを殺させるのがグスタフの案。 グスタフはほんまこいつ。本当に科学者か?
マルチナの目的は一体何だ?「エゴイズム」とも言っている。 アルを助けることくらいしか思い浮かばない。 ティーナを実験に使うと言っていることに心から動揺していないのも、自分が無事であることを知っているから? ティーナがアルと浜辺で出会うところまでは確定しているのかもしれない。
グスタフとの情事が苦痛なものであるからか、原作でも描写はされないらしい。

浜辺でアルと。再び人の一生以上を生きているようなことを口にするマルチナだが、しかし謎の世界ではしっかりティーナが6年分成長していたんだよな。「何故かアルの前では」というのも、アルとそれほどの結びつきはないような言い方に感じる。

もうレイコの「射殺」後まで来た。 レイコさんは純粋な被害者っぽいな。

マルチナ編・4日目

へえ、装置の暴走は「暴走」ではなかった。 マルチナは元よりティーナに何かするつもりだった。
ほら〜、絶対そうじゃん、「こんな純粋無垢な子が、悪魔に魂を売るようになるなんて」って。 教授がグスタフを花瓶でボコってたのはなんかスカッとする。

教授がティーナにこれから何かするのは、あくまで彼女を救うため。 今のティーナは「時間の呪縛」に囚われていて、そこから解放しアルに会わせる。 でも、これについては「マルチナ=ティーナ」説が当てはまらなそうだな。子供のティーナを救うことが即ち自分を救うことになっていないとおかしいし。それとも「次元の壁」を越えることで何かを克服できる? アルとあえて敵対する理由も分からないんだよな。
ほう、アル編からずっと見てきたマルチナは失敗したのか。 ジャーナリスト然とするアルの推測も全部的外れだった。 アルへの感情が溢れてきている~。 その詳細まではまだ明らかにされない。 「あの人」は誰?

グスタフに撃たれ終わり…… ティーナへの手紙!?ティーナがこの手紙を読んだのはいつだ?謎の世界でか?
やっぱりそういうことだ!!!!! マルチナ・ティーナ・ステラドヴィッチさん…… マルチナさんの気持ちは一切アルに伝わらなかったというのが最終場面での問答か。切ねぇ…… 真実を知ればアルは絶対に抱きしめてくれただろうに。
装置の中へ落ちたマルチナさんがまた若返った?いやそうか、あの装置にはそういうことができる。

そして浜辺に打ち上げられる。 ええと、じゃあどうなるんだ。ティーナの出自が循環しているように思うけれど。
浜辺のシーン、原作だと「アルに会いたい」まではマルチナの声だったけど、リマスター版では始めからティーナの声になっている。これは原作の方が好きかな。

おまけ

原作のマコトはなぁ。 ぎくしゃくしたきっかけに関してはアルが悪いけど、それ以降はもう関係修復の手段がなさそうだった。
カイルの催眠術がリマスター版だけだとしたら、原作カイルはシンプルにモテモテ野郎なのか?

結局、ティーナにはマルチナの記憶がどれほど残っていたんだろうか。 一切残らなかったとすれば手がかりは手紙のみ? 「教授」としての目的は記憶から引き継いだのか、それとも自然と(運命的に)同じ目的にたどり着いたのか。

時系列確認のために見返していたらアル編とマルチナ編の共通シーンで台詞が微妙に異なる部分を見つけたのだけど、もしかしてアル編とマルチナ編は同じ周の出来事ではない?? 仮にそうだとすると、アル編で別れたティーナとしてのマルチナ編だったのかしら。
果たしてどうやったら運命の螺旋から逃れられるのか。今のところ見当もついてない。

次はおそらくラストの「???」編。マルチナ編をクリアしても誰視点かは不明のまま。ティーナだろうと推測しているがどうだろう。
(もし短かったらこのページに追記します。)

追記:???編

アル編の続きだ!めっちゃアニメ。

マコトとカイルに子供できとるやんけ。手紙と空港に迎えに来たシーンを見て、マコトと関係修復したのかと一瞬思ったがそんなことはなかった。
マルチナの真実もなぜか知れた様子。 それにしてもBGMがエピローグすぎるんだが。
ティーナ・マクドガルに。 お、終わったーー。

ティーナが残った時代にアルが向かい、そのまま落ち着いたのか?白衣の男は若きゲーツで、あの野郎にティーナが拾われずに済んだということだろうか。

マルチナ編までで謎は9割方解決していたのでそんなに長い話ではないだろうとは思っていたが、まさかここまでの短さだとは予想してなかった。「???」と伏せられているのも、てっきりまだ何か判明すべきことが残ってるからだと。
ティーナの出自は難しい問題だから、触れずに済ますのも悪くはないと思う。 でも、ティーナ視点での心情や「マルチナさん」が救われるところは見たかったな。

全部終わったのでEXTRAを覗いてみた。 原作のCGモード/ムービーモードのレイアウトが好みだ。 タイル状にきれいに敷き詰められていてこれぞ「一覧」という感じ。 原作ミュージックモードのティーナも可愛い。どうしてリマスター版ではなくしちゃったんだろう。