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【ネタバレ注意】週刊少年ジャンプを中心に、ふれた作品の感想をたくわえるブログ。

きっと、うまくいく

日本:2013年公開、インド(3 Idiots):2009年公開
半年くらい映画を見ていなかった…… 数々の賞を受賞しているのも納得の面白さでした。

インド映画を見たのは2作目。だから、途中で歌が入ってくるのは知っていた。 ミュージカル映画もそうだけど、急に歌い出すって変だよなと頭では思うのに見ている時にはあまり違和感がない。どうしてだろう。それが演出技術なのか。

ヒロインが鼻ピアスをしてるのは文化の違いだなぁと。おめでたい席では、鼻ピアスの装飾が豪華になっていたりピンクのターバンを身に着けていたりと、文化を知ることができた。

ラージューが学長に追い詰められたシーン。正直、家族を優先した結果ランチョーとの関係が悪くなって現在編につながるのかなと思ったので、どちらも選べずに飛び降りたのに驚き、そして熱い友情に負けた。

構成が凄い。ストーリーが飽きさせない。 2つの時間軸に混乱したのも冒頭だけで、流れがするする頭に入ってきた。 中間地点では、「実はミステリーだったのか?」と思わせる引き。けれどそれもすぐに解決して流れを止めることはなかった。 チャトゥルは「イヤなやつ」としか思えなかったから、(大学編で)何でこんなにピックアップされているのか分からないなーと思っていたが、最後までちゃんと役割があって終わってからようやく重要さを理解できた。 現代編でラージューとファルハーンの2人だけだと雰囲気が単調になりそうだし、3人の友情が際立つだけに、友情以外の関係性というのが良かった。

Wikipediaで調べて驚いたのは、3人の年齢。44・39・30って。普通に「こういう大学生いそうだなー」と思っていました。 自殺(未遂)シーンが妙にえぐかったから、インドで社会問題になっていると知って腑に落ちた。