感想SPACE

【ネタバレ注意】週刊少年ジャンプを中心に、ふれた作品の感想をたくわえるブログ。

モルグ街の美少年

西尾維新、2021年、講談社
アニメ良かったです。OPが楽しくて好き。 個人的には踊や沃野が出てくる『D坂』を見れて嬉しかった。2期よ来い。

前巻:美少年蜥蜴【光編】/【影編】 - 感想SPACE

『モルグ街の殺人』はタイトルをどこかで聞いたことがあるくらい。今回は江戸川乱歩じゃなくてエドガー・アラン・ポーなのか。 キャラ紹介のヒョータが色っぽすぎんか。くちびるの描かれ方が大きいとは思うけど、美人。
開幕眉美のクズが懐かしい。皮肉とメタネタのオンパレード。 大密室展とか面白そう。行ってみたい。 聞き上手(クズ)のさしすせそでLINEスタンプ作ってほしい。 密室5つ考えるだけでも大変そうなのに、その上美点に絡めたりしている。 ヒョータとソーサクは声変わりしてない組。アニメだとそんなに声が高いイメージはなかったなあ。
音楽の密室が面白かった。セキュリティをハックするために、機械には触れずに物理で人間を攻めるところが。ちょっとした悪戯にも使えそうなトリック。 中心に隠れ部屋があることは妄想していたけど、それが星形とまでは予想できなかった。 美意識が足りないことを思い知らされたぜ。ショートケーキ館の形は1巻の表紙にもあるんですね……! 星といえば、アニメOPの(そこが初出かは分からないが)、内部の線を残すことで6色を配置しているのも美しいと思った。

耽々編は完全なる雑談。 『モルグ街の殺人』は最初の推理小説という重大な作品なんだ。そして江戸川乱歩も無関係ではないのか。 適当なメタネタ突っ込んで終わらせやがった、この瞳島。 ミチルの連続出場は4話でストップ。眉美の話し相手として扱いやすそう。 ソーサクはずっと無言かよ(笑)
ヒョータの入団話はまあまあ大事な話だろうにこんなところで。 「家っぽかった」とか「家族になれる」とか聞かされると、数年後には解散するかもという考えがよぎって寂しさを想像してしまう。 ヒョータの家庭事情はギャグにできない。
あれ、ミチルは眉美と同級生だったっけ。3年生のナガヒロと小五郎以外の学年は忘れちゃっていた。眉美が割とフラットに接しているから。

ナガヒロとミチルが思っていたより高身長ではない、と感じたけれど、こやつらまだ中学生だったわ。成長期真っ只中。 一番小さいマナブでも、背の低い中学生くらいでは。それなら、アニメ最後の未来像が長身だったのも頷ける。 ヒョータの「美しい映画」が『シン・エヴァンゲリオン』で笑った。耽々編のオチといい、タイムリー。 視力100.0は草。