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【ネタバレ注意】週刊少年ジャンプを中心に、ふれた作品の感想をたくわえるブログ。

BLEACH Can't Fear Your Own World Ⅱ/Ⅲ

久保帯人成田良悟、2018、集英社
Ⅰを読んだのはもうだいぶ前です。 数々の設定と人物が上手くまとめられていて、成田先生、流石。 今度の千年血戦篇のアニメ化で、前作の『Spirits Are Forever With You Ⅰ/Ⅱ』と併せてアニメ化してほしいです。お願いします。

やっぱり一番面白かったのは流魂街の外れでのわちゃわちゃ。 各勢力が大集合して大混戦。ぜひ映像で見たい。そして、それから志波邸の一室に集まっておとなしくしてるのは、想像するとシュールw あと、平子とひよ里が出てくると会話がキレッキレで面白い。

平子の卍解来た!範囲強制技なら滅却師戦で使わなかったことも納得。 「已己巳己巴」は字面で遊んでいてBLEACHでは珍しい名前だなあと思っていたら、和尚の命名とのことで腑に落ちた。 鏡花水月を見ないために檜佐木が目を瞑り、それによって東仙を思い起こす流れがきれい。 檜佐木のジャーナリストという役割で話を回すのも上手いなー。

原作では特に駆け足で進んでいった、完現術者周りの詳細や銀城がしっかり強いことが分かって嬉しい。 またここに来て、藍染と浮竹の問答や東仙の最期に新たな解釈ができるとは思ってなかった。 綱彌代が映像庁を司っていることも、時灘が様々な事象に詳しい理由、細工を行える理由として納得。 前作の痣城剣八とも差別化されている。 新しくお披露目された能力やキャラクターが、それだけの能力がありながらどうして本編では影を見せなかったのか、という疑問にちゃんと答えてくれる。 あとがきも濃厚でした。やっぱり久保先生は表に出してない設定をたくさん持っていらっしゃる。