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【ネタバレ注意】週刊少年ジャンプを中心に、ふれた作品の感想をたくわえるブログ。

WHITE ALBUM2 -closing chapter- ⑤

2011年発売
closing chapterの感想、ラストのその⑤。 ADVゲームはこれからもプレイするつもりですが、感想がこの作品以上に長くなることはないでしょう。

その④はこちら→WHITE ALBUM2 -closing chapter- ④ - 感想SPACE

かずさルート模索&初見シーン

麻理さんルートと雪菜ルートを目指す。とりあえず麻理さんルートから。

あー、最初の峰城ステーションに朋が出てたんだ。 千晶の身の上話(嘘)を聞くか否かは大事そうな気がする ん?12/22に初見シーン。映画のチケットを麻理さんに渡そうか考えてる。クリスマスイブの流れは特に変わらない。何で初見だったんだろう。
麻理さんルートに入ってみたけど、コンサートの選択肢すら出てこなかった。なぜ? 雪菜ルートに入ろうとすると、12/30の小春の流れが一部初見だったけど、その後はスキー旅行直行エンドだった。

コンサートに行くにはどうすればいい? コンサートの選択肢どころか雪菜ルートの入り方も分からなくなってしまった。 こんな時のための過去感想。と言いたいところだが3周目、4周目になると細かい選択肢まではメモってないんだよな〜。

あ、また初見シーン。12/19の編集部。鈴木さんが麻理さんに頼み倒すところ。

一体どうすれば。 かずさのことを忘れられないかのように、ヒロイン達に構わないような振る舞いをすればいいのか? でもそうすると雪菜ルートには入れもしない。
麻理さんルートに入っても雪菜ルートに入っても、一度も選択肢が出てこない。

"coda"の存在を知ったらコンサートに行けなくなるなんてことは無いよね?? 「もうやめよう。雪菜との決着をつけないまま、"冬馬"という姓を引きずるのは」にメタ的な意味は無いよね?? しかし一方で、"coda"が本筋の場合、コンサートでかずさと会ったとしても結末がちぐはぐというか、収まりが悪くなってしまう気もする。 かずさと雪菜がぶつかって初めて問題の解決になるのだとしたら。

過去のセーブデータから再開してみても、選択肢が出ていたはずのところで、出ない。これはクロでは?コンサートの選択肢はダミーだったのでは?

結局

ネタバレを踏まないように注意しながら調べてみた。コンサートには行けないらしい!! う~~ん……まあ、納得はできてるんだけど、それでも春希とかずさが大晦日に出会う可能性を見たかった……

最後にもう一度、雪菜ルートのラストを見返す。
嘘です。かずさ登場からcodaオープニングの流れが癖になって、繰り返し何度も見てしまいます。

「雪が解け、そして雪が降るまで」

コンサートの件で行き詰まった時に、見るタイミングがよく分からなかったデジタルノベル2つを読みました。

「序章 二年前」かずさの語り。 そうだ、忘れてたけど冬馬曜子は決して「いい親」ではなかった。 「その時々の男との蜜月旅行」と子供に理解させてる時点でちょっとなあ。 高校入学時点でかずさは荒んでしまった。 思春期における衝撃は大きかった。

「第一章 春」武也がチャラチャラしてんな〜と思ったけど、この頃から既に春希に関しては真剣。 親志との仲は高3だけだったのか。かずさは、どちらかと言うと春希本人よりギターに惹かれたのが先?

「第二章 夏」あー、車の免許を取っていた時期か。セクハラ教官は罪。 音楽以外もセンスがあるのはちょっと意外かも。むしろ「音楽だけ異様にできるタイプ」だと思っていた。
わざわざ「ギター君」のタイミングを見計らって学校に行くまでとは。あっ知ってたんだ、かずさは。「ギター君」が春希だと。 音楽室は2人の空間だった。春希に見えない手でガッツポーズしてるの可愛いっ。 そうか、夏にはもう雪は解けてたのか。 かずさの想いが純粋な上に強い。

「第三章 秋」かずさにもう少しだけコミュニケーション能力があれば……!ずっと春希のこと考えてるのに、こんの天の邪鬼! 8時半まで教室で待つなんて尋常じゃない。もらった参考書を探すのに夜中までかけるのも。 そこまでしたことを春希は知らない。

「終章 十一月」このエピソードの終わりはそこなのか。 学園祭後から卒業までのかずさ視点もあるのかと期待していたけれど、それは無いようだ。まあ、既に十分しんどいんですが。
ついに出会ってしまった。 タイトルをそのまま受け取ると、かずさにとっては雪菜と出会った時点で「雪が降」ったという認識なのか。早いな。 2人だけの時間じゃなくなってしまった時点でもうピンチだったと。

こんなにも冬馬かずさを見たのは久しぶりで、何というか、codaに入る前の慣らしとして浴びといてよかったなと思う。

「歌を忘れた偶像」

「序章 一月後の、あの娘」てっきりこちらは雪菜視点だとばかり思ってたけど、そうではないのか?

「第一章 一年後の、あの歌」いくら性格が変わったとはいえ勧誘は来るよね。 春希も、転部するまでは雪菜と最低限の付き合いくらいはしてたのだろうと思っていたけど、入学半年でそそくさと帰るようになってやがる。 開桜社に行く前からバイト漬けだったのかよ春希は。バイト4つは友達でも引くぞ。その目的が分からないともなれば尚更。
雪菜は、依緒も武也も「親友」の一つ下に置いてた……そうなのかもしれないけど、改めて言われると複雑な気持ちがある。 その「三人」こそ半年だけの関係だったのに。 決定的なポイントは空港ね……
一年目の学園祭で、もう少しで復縁できるところまで行ってた。 「届かない恋」の中でも、かずさの存在とキーボードの音がピンポイントでトラウマになってる。

「第二章 二年後の、あの雪」ちょっと普通を装えるようになった。ここでそういうシーンがあるのは予想外。 転部のことは又聞きか〜〜。実質の事後報告ですら相当なのに。 2月14日が誕生日って時期が悪かったりするのだろうか。年度の変わり目が近いから。
かずさは「親友寸前まで行った誰かさん」なんだ。親友とは呼びたくない気持ちもある? 友近は悪くないけど……いや、最後のたたみかけはやりすぎ。でも、利用したのは雪菜が先だしなー。 「春希を好きな人は皆いい人」理論はともかく、いい人が必ずしも自分の喜ぶことだけしてくれる訳ではない。それは都合のいい人だ。 春希いんのかよ!家の玄関先でこんな口論してたらそらお母さんも察するよ。
というか、2年の冬にこういう件を経ていたのか……このノベルを踏まえて雪菜ルートを見ると、印象が変わる部分もありそう。

「第三章 三年後の、あの想い」この時点で春希と別れた認識ではあったんだ。 友近への興味の無さよ。友近にも事情があった。 終章で散々実感したことだけど、人の事情なんて会話したこと以外は知りようがないもんな~。
絶交したから終章では名前すら出てこなかったのか。春希のこの我慢は理性と言えるのかどうか。 だって一発殴るために仕事を引き継いだりバイトしたりしてたんだから。
酷いな雪菜は。そしてここの雪菜はめちゃくちゃ黒いな。 自分を見てないけどキープし続ける春希を嫌いにならない。

「終章 届かない声」意味深なタイトル。歌いかけた。

こちらのノベルは、雪菜ルートに進む前に読んでいた方が良かった気はするけど、クリア後に読むのもそれはそれで味わいがあると思う。 雪菜がどれほど悶々としていたか、後になって知るのもまた一興。

デジタルノベルではどこかのタイミングでの一イベントが見れるのだろうと思って読み始めたら、思ったより長い期間の描写で想像を超える重さだった。 introductory chapterの前と後。 小春・千晶・麻理さん視点のノベルもどこかで1つずつくらいないのかな〜。

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