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【ネタバレ注意】週刊少年ジャンプを中心に、ふれた作品の感想をたくわえるブログ。

混物語

西尾維新、2019年、講談社
映画『傷物語』の劇場特典集+α。 西尾維新全シリーズのアニメ化はそれこそ無理だろうから、混物語だけでもアニメ化しないかなー。

「打倒!阿良々木ハーレム!」

以下、ゲストキャラのメモから。

忘却探偵シリーズより掟上今日子
戯言シリーズより千賀あかり、葵井巫女子、萩原子荻、匂宮理澄、想影真心。
人間シリーズより無桐伊織。
最強シリーズより哀川潤
世界シリーズより病院坂黒猫
りすかシリーズより水倉りすか。
伝説シリーズより空々空、地濃鑿。
刀語シリーズより否定姫。
美少年シリーズより瞳島眉美、札槻嘘。

こうやって見ると〈物語〉シリーズを含めてシリーズが10個もあるのか……凄い…… 『めだかボックス』からも1人くらい見てみたかった。

忘・強・法・眼

一応最寄りと言える駅が3つあるらしい。なら結構な街では。路線の分岐点でもない限り。 ここで今日子さんと会っているなら、羽川の説は消えるのか……?それともこれは番外編のコラボだからその辺はご愛敬? 「隣町なら、もう少し都会」とか「コンビニを求めるのならば、かなりの遠出をする」とか、町のイメージが定まりきらない。

轢かれるのはわろた。ノイズを思い出す。交通事故コンボ酷い。哀川潤が吸血鬼退治とかこわぁ。 阿良々木暦が年上のおねーさんにツッコんでるのは珍しいかも。 確かに専門家ではない。「専門」家になる必要がない。場当たりで何でも解決できるから。

舞台は例の密室。不死を許さないペナルティってとんでもないな。 地濃鑿のうざさを見ると、斧乃木ちゃんなんか甘かったんだなと思うぜ。阿良々木暦魔法少女コスプレエンド。

吸血鬼を超越する視力と聞くと、眉美の人間離れ感が増すな。 一人称「俺」!?探偵団の中かつ一人称語りでは、男装してても女子感が勝っていたので新鮮。変態だー!(今さら) えっ、リーダーも登場するの?!どこで?

病・血・刀・殺(レジェンド編)

正直、記憶の下の方にあってはっきりとは覚えていない病院坂黒猫。 授業時間のシーンは珍しい。話し方がめちゃくちゃ扇ちゃんとかぶる(笑)扇ちゃんとマナブを足して2で割ったような性格だったんだな。 あの阿良々木暦に対して喋り倒す。 お前吸血鬼とか解する世界観だったの、くろね子さん!?こいつも「なんでも知ってる」の系譜だったのか。 元素記号だけでこんなにそれっぽい文が作れるんだ。

りすかの変身はアニメ的な赤い飛沫をイメージしてたけど、よくよく考えると止まらぬ血飛沫はえぐい。 ただの水とは違って、どろっとしてるしにおいもあるはず。大人りすかにゴミ扱いされる暦でわろた。

長い長い肩書きや名前をフルで言う芸。「こよみティー」とリンクしてる!「ここには伏線なんてないぞ」と言うため(笑) 阿良々木暦にかかれば否定姫も「不思議なおねーさん」枠になってしまう。 「心渡」か。確かに否定姫の目的としては至極真っ当。スクール水着姿見たいwww解決してくれる羽川翼ァ……

また羽川の名前が。やっぱり1人だけ言及される回数が多いのは気のせいじゃないよな。 今度は旧老倉宅。いろんな舞台があるね。あれ、扇ちゃんの袖余りはアニメだけなんだっけ。哀川潤と繋がったw

軍・招・喰・大(戯言シリーズ

萩原子荻だけでなく紫木一姫に西条玉藻まで。ゴールデンウイークよりも前の話。 ADVゲームスタイル!?順番に読むけど。バッドエンド。子荻は「何にも知らない」。

そういえば阿良々木暦いーちゃんより年下か。また羽川。 「特典が分厚過ぎだと指摘されがち」は草。阿良々木暦in烏の濡れ羽島の物語はめちゃくちゃ読みたいな。

3人、3人に続いて2人。このパートは多人数の括りでもあるのかな? 戯言世界の住人の死期を考えると、やはりパラレルと言うしかないか。久しぶりの明るい絡み方。 眼鏡っ子というだけでも羽川が想起されるのは笑う。羽川の次に言及されることが多いのはキスショット。 ここでは老倉や神原の名前も出てきたけど、一度気になったものは仕方がない。

そして3人。「曲直瀬大学」と言うのか。この特典の時期にはもうモンスターシーズンが始まってたのかな。 ヶ原さんも数学科なのか、意外!老倉もかよwww羽川翼のセッティング怖いよぉ……なぜ自ら異世界交流できるの……? 宇佐美と「いっくん」もいたの!そっちも見せてくれぇ。 中二病火憐ちゃんはめちゃ面白そう。 忍野扇に等しい、闇。連絡が取れないのは…… 映画の特典中、最後のセリフが戯言遣いとは粋ですねえ。
阿良々木暦の大事な変化を書き忘れていた。 「友達はいらない。人間強度が下がるから」と言っていた彼は、大学生になり言葉を変える。「友達を作ると、人生の強度が上がるのだ」と。そんな変化を感じるのがこの話というのも上手いな〜と思った。

英・騙・終(男子中学生&最終)

阿良々木暦が「男子」と語らうのは珍しい。全然語らってねえ! 「虐待太郎」ってどういうネーミングだよ。本編でも出てきたのかな。まだ追いついてないや。 地濃鑿クソwwwこのインビジブルな「友達」も誰だろうか。

今度こそ男子と語り合うはず。栂の木二中まで賭場にしやがってるのは草。時系列が飛んだ。23歳と中学生じゃ掛け合いはしないかなー。 阿良々木巡査、でかっ。成長しすぎだろ。へー、ルーレットの色って数字で交互じゃないんだ。確かに、奇隅のベットもあるからか。

戯言が一桁で終わった奇跡。これは、長々と続く物語に対してか(笑)。安心院さんも「十巻以上続くコミックスは惰性」と言っていた。 『結物語』よりさらに時系列的に後。宇宙人で終わらせるとかありかよ! この本の最後は阿良々木暦が締める。

オフシーズンはこちら→ 愚物語 - 感想SPACE
モンスターシーズンはこちら→ 忍物語 - 感想SPACE