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週刊少年ジャンプ2021年25号
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2021年公開 普段ならスルーするタイプの映画。 『花束』論みたいなのをラジオ等で耳にして引っかかったので観てみた。
事前知識
興味を惹かれたのは、菅田将暉が似非オタクじゃないかという点と、別れた後まで描かれているという点。
実際に観て
序盤は普通に眩しい。幸せそうで。イヤフォンの回収は笑った。 固有名詞がゲームだけじゃなくいろんなジャンルに散らばっていて、追いきれなかった。途中観に行ってた映画とかも実際にあるやつだろうか。 別れる過程は、思ったより心をえぐられる感じはなかった。「うわ、ありそう」の連続。 いっちばん最低な場面でプロポーズしたのは笑うしかなかった。 顛末を知らなければ、ファミレスの場面で「あ~昔の自分たちを思い出してやり直すのね」と思った気がする。 最後の麦くんなんか、あの場だけでも絆されてもいいくらい良いこと言ってたけどなぁ。 時間の経過は悲しい。 最後は絹ちゃん浮気してたの?どっちだとしても絹ちゃんだけ明かさないのはアンフェアじゃない?さわやかもいつの間にか行ってたし。 それまでは2人の視点を交えてたのに、急に絹ちゃんの語りだけ信用できなくなった。
タイトルは何となく「素敵な恋をします(が最後は別れます)」的な意味かと思っていたけれど、改めて考えると「花束みたい」ってよく分かんないな。 作中に花束が出てきた訳でもないし。
事前に聞いていた「論」が「オタク」関係に偏ってたから、そういう尖った映画かと思って観たけど、わりと普通の恋愛ものだった。 本棚の内容から考察とか聞いてたけど、そんな詳しく見るほど映ってなくなかった? あの情報量からオタク論として話を膨らませられるのは凄いなと思う。
麦くんはオタクどうこうというより、普通に仕事に疲れて生気を失ってる人だった。鬱じゃん。 「パズドラしかやる気が起きない」って言ってたけど、パズドラすら出来てなさそうだったもの。 「あれはちょっとどうかと思う」と事前に聞いていたもろもろの発言は意外と気にならなかったけど、借りた本をトランクに投げて置くのだけはちょっと……と思った。
絹ちゃんと麦くんの親がどっちも出てきたけど、麦くんの父親の方が分かりやすくて好き。 話が通じねえならしょうがねえ、って感じで。 絹ちゃんの両親は、優しく自分たちの価値観に取り込もうとしてきそう。
一番すごいと思ったのは、菅田将暉の顔が安定しないところ。学生時代、就職後、疲弊してる頃と顔つきが変わる。 逆に有村架純はずっと有村架純で、それも麦くんと絹ちゃんの違いらしい。
週刊少年ジャンプ2021年24号
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